Wi-Fiルータの設定

 過去、すごく古いAtermを、ネット上の資料を見ながら、割と特殊な設定に仕上げて未だに望む通りの動作をしているが、やり方を思い出せないでいる。

 多分ブリッジ接続だと思うが、

  • 自分自身のIPアドレスと接続方法を手動で指定。メインルーターやネットマスクの指定も。
  • 無線LAN参加者はスマホも含めて、手動IP設定必須。DHCPでは配らない。
  • WAN側有線接続口は使わない。自分自身のLANへの接続もLAN側有線接続口を使う。

この設定で、なぜかAtermの物理スイッチはRTモードになっていた。APモードもあるのに‥

 

 今回の設定したい機種は、Buffalo『WSR-5400AX6S』。某ショップで今最も売れているとの事。ひねくれ者なので、「/DCG」を選んだが、色違いなだけで黒の機種も多分同じだと思われる。

 手順としては、何も考えずに、物理スイッチ

AUTO/ROUTER

の組み合わせで、WAN(INTERNET)側の優先差込口へ、LANケーブルを挿し込んでみると、普通に接続できて、その状態でスマホの『StationRadar』(BUFFALOのWi-Fiルータ設定ツール;App Atoreから得られる)で、各種設定をする。

 各種設定とは、

 これをやったら、一旦、スマホ側のWi-Fi設定は削除して、新しい暗号化パスワードで接続し直す。StationRaderも新たなパスワードで入り直して、設定が反映しているかを確認。

 次に、一旦Wi-Fiルータの電源を落として、物理スイッチ

MANUAL/ROUTER

に変更。スマホから、つなぎなおしてみて、StationRaderやツイッターなどスマホアプリで動作チェック。

 

 現在のところここまで、特に問題がない。

 但し、冒頭の望みの動作にはならなくって、つないだスマホは、192.168.xx.yyyという別セグメントのノードとして、インターネットアクセスは可能となるが、元のLANセグメントへのアクセス・参加が出来ない。

 そこで、ブリッジ接続へ変更する事になると思うのだが、その場合、 

 www.buffalo.jp

 に書かれている通り以下の機能が動作しないとのこと。

 良く分からないのは、以下の通り

  • 自機のアドレスをどこで指定するのか?
  • 元のLAN側への接続は、INTERNET(WAN側)の有線接続口なのか?/それともAtermと同じようにLAN側有線接続口なのか?

 

 という事で、実験してみることにする。

‥で、やってる最中。

 やった結果。だいたい理解できた。

 

RTモード(ルーターモード)からAPモード(アクセスポイントモード、ブリッジモード)への切り替え

 RTモードで設定できている状態で、配線もなにもいじらずに電源を切る。電源ボタンがない機種なので、ACコードを抜くか、コンセントを抜く、もしくはスイッチ付きのテーブルタップを使っているのならばスイッチを切る。

 物理スイッチを

MANUAL/AP

の組み合わせに切り替えて、電源をON。

 前面のインジケーターが、ROUTERランプが消灯し、他のランプ(POWER、WIRELESS、INTERNET)が点灯するまで待つ。

 さらに、スマホの設定/Wi-Fi画面で、接続アイコンが表示されるまで待つ。

 「Buffalo-A-‥WPA3」を選択(Aは5GHz、Gは2.4GHz、-WPA3ありなしなど多分どれでもいい)、LANにDHCPサーバが別にあればそれだけで使えるようになってると思う。

 つながったネットワーク設定のiマークボタン(ⓘ)を押す。

 多分、IPV4アドレスのカテゴリーには、『IPを構成』が「自動」になっていると思うが、これを

を設定する。間違えてはいけないのは、この設定はスマホのLAN内でのアドレス等の設定であって、Wi-Fiルータのものではない。Wi-Fiルータの設定はこの後にやる。

 続いて、DNSグルーブの、DNSを構成が、自動になっていると思うので、手動に変更して、所定のアドレスを指定する。

 

Wi-Fiルーターの設定

 StationRadar を起動して、WSR-5400AX6Sの状態を見ると

モード ブリッジ マニュアル

IPアドレス (LANのDHCPスコープのアドレスに設定されている)

サブネットマスク 255.255.255.0 (というのが殆どだと思う)

他に MACアドレスや製品名、エアステーション名

が表示されていて、RTモードとは様相が異なっていた(何もしていないのに‥)。

 そこで設定画面へログインして入り、設定していく。「LAN/LAN」の項目のみ存在し、INTERNETのカテゴリーが消えている。

 LAN/LANの設定では、

工場出荷時の「DHCPサーバからIPアドレスを自動取得する」⇒手動設定へ変更

IPアドレス: 192.168.11.100(工場出荷時)⇒(設定したいアドレスへ変更)

サブネットマスク: 255.255.255.0 (多分そのままで良いことが多いだろう)

デフォルトゲートウェイ: (LANのメインルーターのアドレスを入力)

DNS(ネーム)サーバーアドレス、(プライマリー、セカンダリー アドレスを入力)

で、下部の『設定』ボタンを押す。

 10秒お待ちください、他たくさんの注釈画面が出て、再度『設定』ボタンを押すと、POWERインジケーターが点滅する。⇒点灯に戻ったら、ブラウザ終了、StationRadar終了。

 

 最後に、ケーブルポートの問題について

 ここまでの作業では、配線はRTモードからいじらずに作業していた。すなわち、LANへのケーブル接続は、WAN(INTERNET)側の有線接続口に挿したままである。

 まず、スマホであるが、無線の設定は全くいじってないためか、つながったままである。(後で分かったが、LANからping応答を得るためには、ロック解除して画面を出しておく必要があるかも知れないような動作に見えた)

 次に、Wi-Fiルータに割り当てたIPアドレスpingを打つと、最初2回ほどタイムアウトしたが、その後は普通に返答は返って来るようになった。スマホIPアドレスpingを打っても同様に返答が返るし、ツイッターなどのアプリも普通に使える。

 但し、Wi-Fiルータの返答は、他の有線接続器と同様に、時間が1ms(以下)であるのに対して、スマホへのpingの時間は20~100msくらいかかっている。こういうモノなんだろうか?

 次に、LANケーブルを、WAN(INTERNET)側有線接続口からLAN側有線接続口(LAN1~LAN4のどれか)に挿し直してみたところ、切り替えに時間が掛かりその間はタイムアウトが生じるものの、どの接続口へLANケーブルを挿しても、Wi-Fiルータへのping応答、スマホへのping応答、スマホアプリの使用ともにOKだった。

 結論としては、ブリッジモードの場合の、(ネットワーク側への)LANケーブルの接続は、WAN側LAN側どっちでも良い事が分かった。まぎれの無いように、WAN側の口につないでおいて問題なさそう。