原因はWindowsアップデートのEthernetドライバ。

Summary
症状
富士通のXPパソコン群から、HPのPCの共有フォルダ上のExcel書類を開こうとしてダブルクリックすると、Excelの起動に数10秒〜数分かかるようになった。突然(2012/10/31)なった。書類をローカルにコピーしてそれを開くと瞬時に起動する。
原因
「82579LM Gigabit Network Connection」デバイスドライバ更新に伴うことによる
対処
デバイスドライバロールバックを実施したところ、問題の状況は解消した

今回の原因ではなかったこと
1.HUB周りの機械的な不具合
Ch入れ替え、ケーブル交換、HUB交換で好転せず
共有フォルダPCと不調PCが同じHUBに接続されているにもかかわらず、他のHUBのPCで正常に動作
2.Excel2003で良く知られている現象と同じだが
今回の対象PCはExcel2000であり、アドオンも存在せず、今回の問題とは別物。
3.原因ではなかった他のWindows Update(全て外した)
3.1 Microsoft Windows Defender⇒無効化した⇒改善せず
3.2 KB2574819⇒アンインストールした⇒改善せず
3.3 KB2592687⇒アンインストールした⇒改善せず
4.Tempフォルダのxlb書類の問題でもなかった。

試さなかった方法
1.「HKEY_CLASSES_ROOT\Applications の配下にある何らかのアプリケーションが外部を参照しているかどうかの確認

昨日2012年10月31日(水)夕方頃、突然、表題のごとく
ネットワーク越しの共有フォルダにあるExcel書類を開こうとすると、
Excelの起動が極端に遅くなり、使い物にならなくなった。

症状の発生したのが、一つの島のPCだったため、まずはHUBの故障が疑われた。
しかし、ケーブルも含めて原因ではなかった。
イントラネット全体のPCで程度の差はあれ同様に遅くなる症状は見られるが、
やはりその島のPCは極端に遅い。数秒もかからない起動が、30秒〜数分も掛かる。これは異常。
とは言え、共有フォルダを設定したファイルサーバPCも同じHUBに属していること、
からも、物理的な原因ではないと判断した。


ネットで情報検索すると、症状は、まさに、昨年あったらしいプラグイン騒動
と全く同じだ。但し、Excelのバージョンが2000なので、原因が異なる。
去年のは2003以降らしい。


そこで、その日の朝、ファイルサーバPCに適用したWindowsアップデートを疑った。
今回は4本あり、うち一つはDefenserのアップデート。
これは調べると、ウィルス対策ソフトとバッティングするので無効化しておく
のが良いらしいので、まず無効化実施。⇒効果なし

次に注目したのは、Windows8の機能のためのアップデート。そんなものいらないので
アンインストール⇒効果なし

もう1本のものもアンインストール⇒効果なし

最後に残ったのは、IntelのGigabitなんちゃらのネットワークドライバのアップデート。
これはアンインストールはできず、デバイスドライバロールバックという作業が必要となった。
⇒これを実施した後、しばらくして、Excelは、元のキビキビした動きに戻った。

もしかしたら、最後のものが原因だったのではないのかもしれないけれど、
デバイスドライバロールバックで問題が解決する経験は初めてだ。

今にして思うと、症状のひどかった島のPCは、全て、同時期に買った富士通の同型XP機種。
方やHPのWindows7のファイルサーバPC。そのデバイスドライバが相性が悪くて
このような症状を引き起こすなんて、思いもしなかった。

ひょっとするとこれは、

データ送受信がないアイドル状態のときに、イーサネットの消費電力を低減させる機能(Energy Efficient Ethernet(EEE))機能)

が働いていた可能性もありデバイスドライバロールバックによる対処法がベストだったのかどうかは良く分からないが、富士通のPCだけ、特定の書類に症状が強く出る状況も不可思議だった。